林道でプチ遭難。ロードバイクを担ぎ歩きメンタルを削られ…。
ちゃんちゃんあチキチキばんばん~♪
久々に生きて帰れるか心配になりました。あいです。
灼熱の勝尾寺
と言うわけで、今回は夫婦で京都から171号線を通って勝尾寺へ。雨が続いたのでリハビリがてら二人なので時間も気にせずのんびり安全に走ろう、を目標に少し朝早く出ました。暑い暑い。
暑い日は絶対に補給をサボらない!
これに限ります。ハンガーノックは本当に怖いです。
というわけで
ピカチュウフラッペ~( ´͈ ᵕ `͈ )
甘めパインで美味しい!
あとはひたすら灼熱の平坦を勝尾寺まで走る…。笑
日差しと気温はともかく、アスファルトと車の熱気が暑い暑い。
どのくらい暑いかと言うと、暑いって言ったら100円払うゲームを始めたら100円払って暑いって言いたいくらい暑い。
勝尾寺までの登りは割と斜度がゆるくてのんびり登るのに向いている気がする。
ただし時間によっては日陰がぜんぜん無い!!あっつい!!
しかも今日は風がかなり強く、171も向かい風だったのに登りも向かい風…ごりっごりに削られる体力。こりゃTTせず大人しくゆったりのぼるか。とゆったり登りを選択。この選択をしておいて本当に良かったと後で思う事になるとはこの時は考えもせず…。
頂上でアイスボックスにCCレモン入れて飲んだらウマー!!でも胃腸炎の兆し(またか)
観光の団体客は多いですがロードバイクに乗った人はほとんど見かけませんでした。こんだけ暑けりゃそりゃそうか。
登り切ったらあとは帰るだけ、のハズでした。
まさかの林道でプチ遭難
地図通りに帰り道を進んでいましたが、途中で林道にぶつかりそのまま進む選択をしてしまったためまさかのオフロード遭難…(;・∀・)
帰ってから調べましたが、場所は林道池の谷2-2線。反対側は通行止めの看板。車止めでガードされており、入ってはダメな場所だったのかもしれませんが、塗装路で横の看板に十分に注意して走行、との記述があったためそのまま進んでしまい…。
さらに奥まで言ったとこで、道が塗装路ではなくなりました。その上、谷底へ付く前にマップ的にはこっちの道へ進んでね!と書いてある道がかなりの獣道。
「こ、これを!?」と二人でしばらく悩みましたが、戻るにもかなりの坂を登らなくてはならない。今思えばここで戻るべきでしたがそのまま進み…。砂利だらけで当然自転車に乗れる状態の道ではなく、押して歩くことに。
永遠に続くかと思われる山の道に、写真を撮る余裕が無かったのでどんな風景か気になる方は池の谷で調べてみてくださいね。オフ車で登ってる方がいらっしゃいました。しかし我々が選択した道は林道の更に脇道…。
ここから先は林道を吹けたらまた別の林道へ…という最悪ループ。
途中まだ道が綺麗だったところで撮った写真…。
ここから幅が狭くなり、かなりの獣道が続きます。
薄暗い森の中の獣道を下へ下へ進み…。
少し開けた水場?でガサゴソという音と共にデカめの鹿が駆けていくのを発見。
近くに熊がいる可能性も考慮し、慎重に進みましたがどうやら鹿は私たちの話し声にビビって駆けだしたようで大丈夫でした。
怖い!!
人生で林道3回目ぐらいですが群を抜く怖さ。なんせ長いし暗いし、道も人間が通った痕跡がほぼ無く、人工物が全然無い。
おにゅう峠とか、深山に行った時も中々のオフロードに遭遇したけど長時間自転車に乗れないレベルは本当に初めて。
暗いので熊の恐怖にゴリゴリメンタルが削られますが、元々の性格上夫のメンタルの方がどうも私よりかなり疲弊してそうだったので、怖いとか言ってる暇もなく気を張っていました。
さらに歩き…。
途中で下りから登りへ転換しました。おそらく鹿を見たあたりが谷底。
途中で右手側に汁沢池というものが見えましたが見えただけで池へ行く道とは完全に池の反対にある道を歩いておりました。
帰ってからいろいろ調べると林道池の谷線を走っている人たちはみんな左手に池がと言っているので完全に反対側ですね。Google MAPには記載がありませんが、我々がいた場所の逆の場所に池に降りられる方の道があります。どこで道を外れたやら…。
マップのこのへん。
見えただけ!それでも変化の無い道には何となくの希望になりました。
クリート靴で砂利の多い下りや階段?を歩き続けていたので、この辺りで夫の膝のダメージが限界に。口数が少なくなったので、メンタルにかなりきてるな…と思いつつ熊よけの為に私が一人実況者として声大きめに話続けました。笑
遭遇してしまったら武器がありませんし、オフ車じゃないので走って逃げる事もできません。この辺りのクマが人間を襲ったというニュースは見てないので、恐らく人間が歩いてるよ!!という事を知らせて歩けば熊から避けてくれるだろう作戦です。熊鈴のやつですね。
しかし完全な山の中で食糧も無く身体に不調をきたすのはかなりハードな修行。
さらに歩き続け…。
頂上展望台、東展望台と道が分かれる場所へ到着。帰宅してから調べたところ長尾山の展望台だった様で。しかしその場には展望台、という表記しかなかったため「どこの展望台やねん…(;・∀・)」状態でした。
東展望台、駐車場へという手書きの看板を見かけて駐車場という事は車が通れる幅があるのか?とそちらへ進む。
しかしどうもハイキング道らしく、人ひとりで杖を持って歩くような急で砂利と木の根だらけの道をクリート靴と自転車を押して歩くと言う最悪な状況に。
最終的にほぼ崖!の様な木の根だらけのハイキング道?を歩きます。道?の真ん中には境界標が立っていました。
左下に塗装路を発見したので、普通に崖でしたが先に私が降りて自転車を一人ずつ上から下に居るものに受け渡して…塗装路へ無事戻ることができました。
後で調べたところ、この時点でどうやら池の谷2-2から2-1になっていた様子。
ここで無事池の谷線へ戻ることが出来ました。
塗装路と言ってもロードバイクではさすがに乗れないレベルだったのでさらにそこから歩き、車の音が聞こえてすぐに京都縦貫の真上を通る「王子袴道橋」という橋の上に到着…。
しかし下に降りる道は無く…。上で絶望しつつ圏外を抜けたので、マップを確認。橋の上からゴルフ場が見える。マップを見るとゴルフ場の横に恐らく縦貫を作る時に使用されたと思われる道?を発見。
このまま先に進むのは道が悪く、更に先の道の状態が分からない以上(後で調べたところ真っすぐ進んでも普通に国道に出れた模様)水の残量やメンタル的にも危険だと判断し、ちょっと道なき道ですがここを降りることを選択。最悪、入ってはダメな場所から出たとしてもゴルフ場の人に誤り倒そうと思い進みました。
しかし藪の先にはこれまたほぼ崖!の様な幅10センチほどのコンクリ階段。自転車を持ってこれを降りるのか…。と思いつつ、崖よりマシだし一応降りれそうなので進む。滑らない様に、慎重に、と集中力が切れない様に何度も声を出しながら自転車を担ぎクリート靴で降ります。全部で40段ほどあった記憶。
階段って普通近くから見ると下の段が見えると思うんですけど、1メートル付近までこないとこの先は崖か…?と思うレベルの階段。
降りてすぐ、ゴルフ場とラブホの廃墟の横の道路に無事出ることができました。
まじで死ぬかと思った。
降りてから強張った精神を落ち着かせる為に、取りえずなんかものを口にしようとコンビニへ寄り補給。糖分は十分でしたが…人間精神を落ち着かせるためには何かものを口にすればいいと昔何かで読んだので事故らない為にも食べてから帰宅しました。
池の谷の林道自体はオフ車の人には有名っぽいですが、どこかで脇道を選んでしまったのと、歩きなので全然進めないのが重なってかなり疲弊してしまいました。無事戻れて良かったです。
池の谷線を進んでいたらワゴン廃車とか転がってるみたいですが、見ていないのでやはり途中で近くの別の道に迷い込んでいた模様。
それはそれで怖いな…。
出てきたところの写真だけ安心して撮ってた。
怪しいと思ったら時点で今後は引き返そうと心に誓いました。
山はやっぱり怖い!!
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