京都から福井までの自転車旅。海鮮丼と焼き鯖を巡る鯖街道

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日が経つのがあっという間。今回は夫婦で海鮮丼を食べに小浜まで行ってきた。

時間に余裕を持ってのんびり走りたいのでスタートは朝5時。この余裕があると「ちょっとここ見寄りたい!」とか「写真撮るからちょっと止まるね!」が出来てとても楽しい。

私は比較的記憶力がよく仕事をしていて、人より覚えが早く他人の探し物も得意だが、結局のところサヴァン症候群でも無い限り人間は日常の記憶を少しずつ忘れていくものなので、写真や絵がその記憶を思い出す足掛かりになる。

なので積極的に撮っていきたい。夫や家族や友人は先に死ぬかもしれないし、私が先に死んだとしても残った人が思い出を大切にする事で生きていくためのきっかけになるかもしれない。30代にしてもう老後のことを考えている。笑

それと写真はすぐに作れる作品の様なもので、0→1の作業が大好きな私に向いている。四角の中に素敵を詰め込む作業。

早朝と夕焼けはたまに見分けがつかない色をしている。

鯖街道を登る間は鯖寿司以外ほとんど何も無いので、コンビニでおにぎりを買って朝食を取り、照り焼きチキンを一緒に購入して背中のポッケに詰め込んだ。準備万端。

そこからはひたすらにゆるい登りで、福井まで駆け上がる。

iPhoneを変えて良かった事はご飯がめちゃくちゃ美味しそうに撮れること。笑

途中には道の駅がいくつかある。ここは謎の音楽がずっと流れている道の駅「くつき新本陣」。

横のローソンで袋入りソーセージとトマトジュースとくし団子を購入。ソーセージはローソンブランドのものでたくさん入っているので半分こした。1500wの電子レンジで30秒ほど温めて熱々の状態になったものを食べる。これがかなり肉汁たっぷりで美味しかった。

もうそろそろ補給にコンビニのお味噌汁を選ぶ時期がきたな〜なんて思いつつ。

ちょっと一息鯖街道。山を使ってトンネルを迂回。息つく暇もない登り。笑

そうこうしてる間に若狭に到着。車通りが多いが一本道なのがありがたい。

道の駅「若狭熊川宿」でトイレ休憩。鯖寿司の旗がひらめくたびに心惹かれたが、海鮮丼を美味しく食べる為に我慢。

小浜駅のあたりまでくると一気に町が観光地になり、そこから海までは近かった。

今回の海鮮丼は濱の四季でまはた丼を注文。鯖が有名なので、鯖の乗ったものをチョイスしようと考えていたが、水上げが悪くノルウェー産の鯖になるとの事だったので旬のものにしておいた。

イカ盛りも気になるがこちらはまた今度。

ついでにあまり見かけないアカモクを注文してみた。存在は知っていたけど、食べた事は無かったのでお試し。小さく細かいわけぎの様な食感をしためかぶ味。笑 

取り立てて美味なわけではないが栄養価がとても高く、健康食品としての立ち位置にいる。

まはた丼は炙りと刺身で構成されていて見た目もよく腹ペコサイクリストには少し桶のサイズが小さいかも知れないが、汁物や副菜でかなり満足度は高かった。

一品料理もたくさん種類があるので、足りなければ色々足すのもアリ。

艶々。美しい。

我々腹ペコサイクリストは「せっかく来たから」を言い訳にこのすぐ後に焼き鯖寿司を食べる暴挙に。笑

購入場所は濱の四季のすぐ横にあるお魚センター。土産屋に惣菜屋が併設されており、たくさんの人で賑わっていた。

購入後はちょっと気になった人魚の浜で食べる事に。2体の人魚の銅像の真ん中に人魚にまつわるファンタジーが書かれているのか?と思ったら人魚(ジュゴン)というとても現実的な事が書かれていた。

こっちも艶々。脂がのってて美味しい。紫蘇が程よく脂を打ち消してくれる。海を見ながらしばらくのんびり鯖寿司に舌鼓を打ち、暗くなる前に帰るか〜!とゆったり走り出す。

みんな大好き美山を通って、「もう固形物入らない!」と言いながら夫が買ってきてくれたシュークリームをペロリと食べ、更に鯖寿司のところで購入していた冷凍カフェオレ大福がいい感じに自然解凍されていたのでそちらもパクリ。

美味しい!崖淵シュークリームと悩んでカフェオレ大福にしたけど、しっかり珈琲の味がする。崖淵シュークリームは黒いシュークリームで東尋坊のお土産らしい。こちらも冷凍。

美山牛乳のアイスとシュークリームとプリンを食べると牛に感謝したくなる。ありがとう乳牛。美山に来るたびに甘いものを食べていたので、おおよそ特産品コンプリート済み。笑

行きが登りだったのに帰りも登りなの不思議だね…なんて言いながら山を3つくらい越えて、少し日が陰って寒くなってきたコンビニでホットコーヒーを飲むエモい夫を眺めながら「コイツァやべぇ!焼き芋味のトルコ風アイスだ!!」と大興奮しながらアイスを食べていたら、横で休憩してた知らないおじさんに「寒く無いの?笑」とつっこまれる。そりゃそうだ。でもよく考えて欲しい。

この先小浜に行く事はまたあっても、焼き芋味のトルコ風アイスにはもう出会えないかもしれない。

私は一期一会を大切にする女なんだ。主に食との。岸辺露伴が「味も見ておこう」って言ってるような感じのアレ。

「焼き芋味のトルコ風アイスだ、味も見ておこう。」