一生のうちで自分にあったテーマソングに出会えるかどうか
先日いくつかhoyo-mixの音楽を購入した。
ゲーム内の塵芥壺(自分の家みたいなもの)で聴ける様にしてくれてるじゃんと言われたらその通りなのだけど、ps5で原神をやっている私は持ち歩くことが出来ないので気に入ったものだけ購入する事にした。
サウンドトラックは戦闘BGMが売れやすい中、ほとんどバラード系を購入。
戦闘系はゲームで戦闘している時と運動している時には使えるけど、作業をしたい時には逆に集中力が削がれてしまう。
購入した曲はこの4曲。
- 夕暮れの想い(フォカロルスのラストダンス曲)
- 千載の時を継ぐ想い(アルハイゼンテーマ曲)
- 夢の後日談(水仙十字団本部でかかってる)
- 彼女の熱望(砂漠、永遠のオアシスでかかってる)
hoyo-mixのBGMはすごくFFっぽい作り方なんだけど、どっちも好きで一つの決まったテーマ旋律を使って遊んでいるというかエピソードと音楽が結びつく様な感じがある。どこも物語の大舞台以外の部分の曲はそんな感じなのかもしれないけど。
FFで言うとFF7CCのジェネシス、アンジール、セフィロスがLOVELESSを読んでいるシーンでかかる自由の代償(The price of freedom)がすごく全てにマッチしていて好き。
ホヨミで言うとビルキースの哀歌(クエスト)でジェイドのパパママが眠るエピソードがあって最後に行ける永遠のオアシスでかかっている彼女の熱望が好き。今回購入したし塵芥壺でもかかっている。
夕暮れの想いは人生のメリーゴーランドとテイストが同じなので、私は踊り子の様な人生、壮大でもの悲しい円舞曲が好きなのかもしれない。
強いて言うならホヨミは「音楽の場面み」みたいなものがFFに比べると弱い気がしてて、(かわいいから使っているだけで、「み」は「感」と読み替えてほしい。)
例えばmomentとタイトルに入ってる音楽は非常にmomentっぽい(これはわかる人とわからない人がいるかもしれない)というか、上手く説明できるか分からないが、絵で言うとショートケーキを擬人化したい時にクリームの部分にメディウムを使うかの様な、また夕暮れ時を表現したい時に決まってオレンジを使って帰鳥を共に描く様なそういった表現が含まれている。
音楽にも表現したいものが決まっている時に使うそれっぽい表現がある、という事。私は音楽には詳しくないので(せいぜい昔月光が弾けた程度、陰の実力者になりたくてという、なろう作品の主人公と全く同じ理由で練習していたので、アレは厨二病に対しての解像度が高いと言える。)これが表現の常識なのか、個人の能力によるものなのかは分からない。
場面音楽の良さはそういった気分になれるところにもある。私は比較的「郷愁」や「壮大」、「仄暗さ」に惹かれている。先のThe price of freedomや65daysofstaticのradio protectorを分類するなら郷愁。ポストロックがそれっぽい。凛として時雨やamazarashi。
仄暗さ(dark)は恐怖(fear)を含まないものが好きで、曲で言えばthe gazetteのfallingや、 dirのvinushka、女王蜂のBLあたり。dirのBottom of the death valleyとかかすみとかadoのギラギラなんかは郷愁みもdarkみも感じて超好物。好きな曲を上げ出したら終わらないのでこれだけにしておく。
一方でただ可愛いだけの電波ソングもよく聴いている。粛正‼︎ロリ神レクイエム⭐︎とか。ちくわパフェ⭐︎とか、キラッとプリ⭐︎チャンランドとか。やっぱり世界はあたし⭐︎レジェンドとか、電乱★カウントダウンとか。わざわざ全部星が入っているものをチョイスしてみた。全部知ってる人は私と握手しよう。
ちなみにエロゲソングは意外と両方の方面で掘り出し物が多い。euphoriaの楽園の扉からふぃぎゅあっとまで全て揃っている。
そして梶浦さんと菅野さんと澤野さんは私の中で最強かつ伝説で、神に近い。好きな曲が多すぎるのでここでは名前だけ出しておく。ちなみに私の中では志方あきこさんもレジェンドになっている。この辺の人たちの曲は麻薬に等しい。atomic birdやEXEC_CHRONICLE_KEY/.、Hands Up to the Sky、sis quella magica!など。
こうしてみるといろんな音楽を聴いてきたけど、曲にはやっぱりしっかりしたテーマがあるものと売れそうだから作ってるものが存在していて、私は特に深く考えず両方聞くのだけれど、長く繰り返し聴いているのはテーマがハッキリしていて特定のシーンに沿っているものの様な気がする。
それは同時に狭く深いと同じであまり万人受けはしないのかもしれないけど、刺さる人には深く刺さっている。ただし万人受けしないという事はいろんなところで聞く機会がないという事なので、(ゲーム音楽なんかは特に、プレイヤーのみに届けられる。)何処かで出会わなければならないという難点があり、一生のうちで出会えるかどうかは運次第といったところ。
なので少しでもタイトルが気になったら検索してみてほしい。膨大なサウンドトラックの中から自分の好みに沿ったお気に入りを見つけるのもまた楽しい。