天山の湯レビュー。自分へのご褒美に温泉どうですか。
暖かいお茶が美味しい季節になってきた。
朝は寒くて動く気が起きなかったのでこのままこたつを入れて、暖かい飲み物を片手に絵の続きをしようかと考えていたがここ何日かダイエットに前向きに取り組めている流れを途切れさせたくない一心で外に飛び出した。
飛び出す前に「サウナに入るならミニタオルがいるな」「まてよ、水も持っていこう」と家の鍵を閉めてから何度も戻るのを繰り返すくらいには勢いだけで飛び出し、約8年くらい気になっていたものの一度も行ったことが無かった嵯峨嵐山の天山の湯へ行くことにした。
「8年越しの期待値を持って行ったら大コケするかも」とも思ったが、まったくそんな事はなく。
まずは掛け湯をして普通のお湯に入り、となりの人間国宝が流れている大きなテレビを眺めながら冷えた身体を温めた。
目的はサウナ。塩サウナとロッキーサウナというものがあり、とりあえずロッキーサウナを選択。後で塩サウナを利用して分かったことだが、温度が非常に心地よい。熱すぎない熱さ。
タイミングよくロウリュも始まった。こちらは30分に1回自動で水が落ちてくる仕組みになっている。熱波師のイベントをやっている日もあるらしい。曜日によってアロマが変わり、今日はラベンダーだった。
全て桧なので見た目もよく、12分きっちりまで頑張って水にドボン。
毎回思うけど私にはこの刺激は強すぎて整わない。笑 露天風呂に使って外気に当たる程度が1番心地よく感じる。まぁ今日はダイエットが目的なので。
そのあとジェットバスで極楽気分を味わい、その横にあった電気ジェットにも入ってみようとするもジェットの勢いと電気で腕が思う様に動かず。実際歳を取ると感覚は鈍くなる一方だと思うので、腰痛やら何らかしらにかなり効きそうではある。私にこれはまだ早い模様。
塩サウナにも入ってみた。全身に塗ったあと横のおばちゃんが顔にも塗っているので試しに軽く塗ったら想像通り激痛で笑いそうになった。笑
分かっていてもやってしまう美容の恐ろしさ。笑
塩サウナはラッキーサウナよりも上級者負けの暑さで8分が限界だった。そもそもこの時点で2時間温泉に入っていたので、無理せず水風呂へ。
最後は1番好きな露天風呂。特に冬場の外気温と湯加減の差が心地よい今の季節。
露天風呂の方にあった寝湯が面白かった。名前の通り寝転がって利用するもので、側から見てると結構シュールなのだが(笑)利用してみると結構心地よい。寝た状態で身体の半分くらいまで暖かいお湯がくる。
曇りだったのでかなり心地よかったが、日差しが強いとほぼ日焼けサロン状態かも。他にも銀閣、金閣の湯など露天風呂もかなり広々としていた。
金閣の湯ではおばさんがケツに源泉を掛け流している姿なんかも拝める。笑
大きなしめ縄なんかもあったりして、確かに身体にかけたら運気上がりそうだけど。大きな水の流れる岩に向かってお尻を付けていた。
同じお湯に浸かっているので、特にその行為によってお湯が汚れるとか、そんな事はまったく無く同じことなんだけど目の前でやられるとやっぱり気分的にちょっと…という気持ちになってしまう。笑
まぁ大衆が集まるところはこれもある種のサーカスくらいの気持ちで私はその後も普通につかり続けた。
これによって立て看板が増え景観が損なわれることを私は望んでいない。それよりもみんなで「お、一芸披露している奴がいるぞ」と楽しむくらいでいい。
コーヒー牛乳や飲み物なんかは脱衣所にも自販機が用意されていた。年々減っている瓶の牛乳がきちんと置いてあるところにこだわりを感じる。ちょっとした事だけど紙やペットボトルとはやっぱり飲み口が違って、ひんやりした瓶が温泉にいる…という気分にさせてくれる。外にはサイダーもあって心惹かれたが、ダイエット中なので水にしておいた。
外にはアイスやゲームコーナー、フィッシュセラピー、韓国あかすり、漫画の読める休憩室などが完備。5時間くらいすぐに溶けそう。
昔は霧島の山翠やくりの郷温泉など、よく温泉に行く機会があった。田舎は親戚がよく泊まりにくるので、全員がお風呂を一巡するよりまとめて入ったほうが早いという寸法。笑
人が多い場所に行くと気疲れしてしまう事が分かってからは旅行は大体風呂付き派なので、大衆浴場に行くだけで何か新しいことをした気分になる。
温泉は家族風呂でも無い限り、カップルで行っても別々に体験する事になり、スマホが持ち込めない環境で目と身体と脳に良いので、自分へのご褒美に温泉どうですか。
2時間半ほど利用して、外で座ってブログがかけるくらいには温まった。
帰ってからは下書きが終わっていた枯葉に着色。
前回よりも上手く色が置けた気がする。まだ及第点。
半年前くらいから「自分の色に対する弱さ」を意識的に訓練して、100点満点中60点くらいにはなった。イメージは常に頭の中にあるが、デジタル絵と違って水彩はあまり触りすぎると紙がボロボロになってしまうから良い塩梅で止める勇気というものが必要。これがなかなか難しい。