何故ロードバイクは女性ユーザーが少ないのか

【自転車・ロードバイク】ロードバイク, 女子ローディー

あいです。最近「ロードバイク女子が減る」問題が、SNSで話題になっていました。実際にあまり乗っていなかった時期についてちょっとしたいと思います。

ちなみに今はバリバリ乗ってるしパーツもポンポン買ってます。しかし5年経った今も知識力については毛ほども成長していません。その辺も含めて、これから始めてみたい人の背中を押せるような文章が書けたらと思います。

買ってすぐは超一人でライドしてた

最近よく旦那に「減価償却をしなさい」と言われます。厳密にはこういう使い方はしないかもしれませんが、ニュアンスはなんとなく伝わりますよね。長く使える品物を買った際に、買って満足してしまい全く使わないという事を避けなさいという事。私ですか?多々あります。

当人の意見としては色んなものを買うので、飽きないように満遍なく使用しているつもりなんですよ。多趣味な人には思い当たる節があるかと思います。押し入れに眠っている釣り竿とかギターとか

ロードバイクもなんとなくそうなりやすい系の品物なのかな、と勝手に思っています。金額的には高い分類に入りますし、外に置くわけにもいかず毎回部屋に持って入る必要がある。既にここでめんどくさいポイントが1ポイント。そう考えると女に限らず男の人でも挫折してる人多そうだな。

買ってすぐは一人でゆるぽたからロングライドまで楽しんでいました。輪行したりチューブ交換の練習をしたり。

装備はゆるゆるでヘルメットはしていましたがピチピチのジャージではなく普通の服で乗っていました。坂道の多いところに住んでいたので、上ったり下ったりが楽しくて。今は坂があまり得意ではありませんが…。

しかし同時期にロードバイクを買った女の子たちもいたのですが徐々にみんな降りていきました。理由は個々で違うと思うので断言はできませんが、考えられる理由を挙げてみたいと思います。

理由①お金がかかる

ロードバイクに快適に乗るために必要な品物なんてごまんとありますよね。ヘルメットにライト、サイクルコンピューター、ボトルやサイクルジャージ…。例示するとキリがありません。

結構お金がかかります。私はつい先日スマートトレーナーを注文しましたが、これは安いものなら車体が買えるくらいの金額です。

商品も安いものから高いものまでピンキリですが、必要なものだけ揃えてもなかなかな金額ですよね。女性は普段から服やコスメにお金を使うことが多いので、そういったパーツを集めるのにも時間がかかります。

「愛車の為にすべて貢ぐ!」なんてところまで到達する人はそもそも辞めたりしないと思うのでここでは少し置いておきます。

一番初めはサイクルコンピューターも「距離と時間さえ見れればいいや」と思い、安いものを使用していました。最終的に満足できなくなってケイデンスが図れるものに買い替えましたが

始めは安いもので揃えて、ハマってからパーツを少しずつ変更していくというのもありだと思います。

理由②生理問題

これはもう温泉とかもそうなんですが、とにかくツライです。ロングライドの予定とかぶるなんてもう最悪です。バッド付きのショーツ等はそもそも履くことができないので尻も痛い。

うっかりするとオーバースカートやズボンごと真っ赤に染まります。その辺はたんぽんもあるので何とかなるかもしれませんが、何より腹が痛い。貧血で力が入らないので体力的にもしんどいと言った様々な問題が出てきます。そしてこれがひと月に1週間。

これに関しては変えようも無く大した対処法も無いので、もはやどうしようもない問題です。

理由③男女の筋肉量問題

かなり痛感しています。正直お待たせするばかりで申し訳ないと日々思っています。ここで「早くなりたい!」と思うか「どうせ敵いっこない」と思うかで結果は変わってくるでしょう。

でも待たせとけばいいんです。遅いことにイライラするような人と走っていないからです。いつか早くなって一緒の速度で走りたい!と私は今でもそう思っていますが、筋肉なんて1日ぽっちでなんとかなる問題では無いしゆっくり自分のペースで成長すれば良いと思ってます。

理由④厄介も多い

ロードバイク女子は少ない。少ないという事は何をしても目立つという事。目立つという事は兎に角なんにでも因縁をつける輩につつかれやすいという事です。

勿論いい人の方が多いので事故だと思って気にしなければ何も問題はありませんし、姫の様に優しく接しろと言うのも違います。

ただそういう目に合っても耐えられる人と言うのはごくわずかだということです。過剰に反応する人が普通に接してくれればいいんです。

例えば普通の服で乗っていたと言いましたが、中途半端な乗り方をしているのを見ると必ず噛み付いてくる人がいます。

私は別に安全とルールさえ違わなければ、他はなんでもいいと思っています。楽しんで続けることが最優先。快適さについてのアドバイスは大切ですが、強制ではないと思っています。

理由⑤メンテが難しい

さて、乗らなくなるとどうなるでしょうか。ほこりをかぶって空気は抜けてタイヤはぺしゃんこ。こんな状態でのライドは危険だがメンテナンスに出すにもめんどくさい…。

そうなると結果的にライド自体が億劫になるものです。一度そこが脱却できると先に行くのは容易いのですが、理由が無いとなかなか重い腰が上がらないのも事実です。

私はメンテは基本的に旦那かショップに丸投げです。

出来ないことをすべて完璧にこなさなければいけなくなったら、それはもはや仕事です。チューブ交換など避けて通れない部分はありますが、趣味である以上は難しく考えずプロにお金を払ってやってもらえばいいと思います。

理由⑥日焼け

私の大半のめんどくさいポイントを占めているのがこれ。「日焼け」です。もうシミもほくろもありまくりだし今さら!となんと言われようと日焼け止めを塗るまでは外出しないと決めている。女性陣にはさらにメイクも付いてくる人もいる。ああ!お外に出るハードルが高い!

気にしてないタイプの人もいるとは思いますが、長時間外を走るとなるとフェイスマスクだけではどうしても日焼けが気になってしまいます。

飲むタイプの日焼け止めもあると言われたがこれに関しては本当に効果があるのか目に見えないので審議を控えたい。

転職を機に全く乗らなくなってしまった

上記理由もありましたが、転職や結婚とライフイベントが続き、気が付いたら全く乗らなくなってしまっていました。休みの日はベッドでスマホ。完全にかっこいい置物になってしまいました。

たまーに近所をうろちょろしていましたが、一緒に乗る人もいないので遠くに行く気もおこらない。そのまま3年ほど時間が経ちました。

サイクルイベントには行っていましたが、それも自走ではなく電車。今では考えられませんが、盗難を考えると一人でカフェに入るのも恐ろしくゆっくりできないと思うとどうしても置いていかざるを得ませんでした。

楽しんでる今

私は結婚して落ち着いて、生活に慣れてきたころ、旦那がまたロードバイクに乗り始めたのを機にもう一度乗り始めました。そこからはパーツを変えたりロングライドの楽しみを教えてもらったりどんどん沼にのめり込んでいき今に至ります。

おかげさまで試練を乗り越えたかわいくて屈強な女性陣や、普通に引きずり回してくれる男性陣と楽しくライドを続けることができています。

続けられている理由は間違いなく周りに同じ趣味の人たちがいるというところだと思います。

友人など一緒に乗る人がいるというのはかなり大きい。たまにモチベーションが落ちてしまっても、また一緒に乗ることで楽しくなったりします。

未だにやはり日焼けは気になるので、おうちの中でローラーが一番いいな!と思うこともありますが、お外を走るのは景色が変わったり達成感があってやっぱり楽しい。

一人でストイックに続けられるひともたまにいますが、サークルとまではいかなくてもライドやイベントに参加してみるのもいいかもしれません。

また「乗らなきゃ!覚えなきゃ!」という肩の力を抜いて「趣味だから気が向いたときに!メンテはショップに!」くらいの気軽さを取り入れて長く趣味として楽しんでもらえたら自然と輪が広がっていくのかもしれません。


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