連休って必要?上司のその言葉を真剣に考えてみる。
訳もなくカップヌードルが食べたくなる季節。そしてこのカップヌードルという文字を見てしまった者にもその呪いがかかる季節。わはは。もうこれで貴様はカップヌードルのことしか考えられまい。
仕事人間
さて、今日上司に「連休って必要ですか?あなたの連休が他の人の負担になってるんですが」
というお言葉をいただきました。
もちろん私は
「必要です!!(^^)」
とはっきりと答えました。
契約自体がそうであることをやんわり説明したあと、普段は優しい女上司(以下Aさん)なのでどうしてそんな事を聞くのか気になって定時ダッシュせずに話を聞いているとどうもかなり人員がカツカツだそうで…。
しかも会社はOKを出しているのに、女上司の上の男上司(Bさん)が人を雇ってくれないそう。
どうして?
私は定時ダッシュちゃんなので知りませんでしたが、Bさんは夜3時(夜と言うより朝だが…?)まで仕事してたりする日もあるそうで…。
シフトをみて休日になってる日でも私服で絶対職場にいるので、「仕事人間だな~」くらいに思っていましたが、周りの人間はかなり疲弊してるようです。
ここで私が連休を入れずに社員を助けても根本的な解決には結局ならないしズルズルそのままの出勤日数になりそうだったので、最初は断りました。一日働いて一日休んでを繰り返すのも気持ち悪いし。
仕事は確かに助け合いですが、助け合いなんて生ぬるい言葉だけでは全員泥船に乗っているようなものだなぁとも思います。自己犠牲的と言うか、会社が人を雇ってもいいって言ってるなら雇えば解決する話なので、どうすれば最適解であるそこにもっていけるかをまず考えたい。
+0.5戦力
普通、おおよその人間はどんなに会社の事を考えていたとしても「人を入れてOK!」と言われれば人を入れるはずです。
OKサインが出てる時点で、会社はいろんな要素を加味した上で「さらなる効率的な仕事の為には人員が必要」という結論に達しているワケですから。
当然生産力、効率、残業、他の社員のメンタル面についても改善される可能性があり、これらは仕事パフォーマンスに大いに影響します。
ではなぜ人を入れたくないのだろうか?
Aさんは「仕事が回らない」とBさんに伝えたことがあるそうなんですが、回答は「俺がやればええやんえけ」というものだったそう。
Bさんは私から見ても細かいところにすぐ気が付いたり、残った仕事を「かまへん~俺がやる~」と受け持ってくれたりします。
真面目で責任感が強い人なのだろうか?
ずっと居ようと思ってる職場ではないので、本人に聞けないこともないが、うーん。
私が思うに、もしかしたらBさんは職場に居場所を求めている人なんじゃないだろうか。
毎日誰よりも早く職場にいて誰よりも遅く職場に残り、休日も必ず職場にいる…。
つまりは、家に居ても居場所が無い、もしくはやることがない。
あるいはお金に困っているのかもしれないが…。
別に他人のことなのでそこに対して感情は特に湧かない。一秒たりとも残業したくない派なので、理解はできないが居場所があるならそれが職場でも私は良いと思う。
つまるところ、仮にそうだったとして最適な言葉はなんだろう。
「優秀なBさんなら当然人手が不足していることは承知の上かと思いますが、どうして人員補充されないのか理由をお聞かせ願いたいです!」
ちょっと京都の人みたいだなぁ…。笑
「Aさんがあまりお休みをとれていないみたいなのですが、私の戦力不足でどうしても仕事が回らないので人をもう一人増やしてもらえませんでしょうか?」
これだと先述の「俺がやる」で終わりそうである。
「もしやカツカツで仕事を回している俺ってすごいとか思ってません?現状3人必要な部署を1.5ないし1で回しています。これはあまりにもその1を受け持つ人に負担がかかりすぎています。」
最初の一言が余計すぎる。
しかしまあ結局、現状把握ができていないのに言葉では理解できないわけですから数字で騙すのが一番いいのかもしれないなぁとぼんやり思ったり。
言葉にするとお互いに「それってあなたの感想ですよね?」的な展開になったりするので、文字にまとめて本人ではなく会社に報告するのがいいのかもしれませんね。
個人的に必要な戦力に+0.5の状態が一番仕事が効率よく回ると思っている。
というのもどんなに機械を操作する仕事だったとしても、その機械を動かしたり細かい作業をしているのは人間なわけです。
機械に油を刺すように、人間のパフォーマンスを左右するメンタルには休息が必要であるのと同時に、仕事でのストレスをできるだけなくすことが必要であると思うのです。
自身の機嫌に左右されない非常に良い上司のもとで仕事をすると、部下のパフォーマンスがあがるというのもこれですね。ストレスが無ければ、脳の処理能力を最大限に発揮できるわけですから。
脳のタスクに常にストレスが居座っている状態と言うのはiPhoneの容量が全く使えない黒いアプリに半分占拠されてるのと同じ。
これぞ無駄の極みです。
+0.5というのは余裕なんです。週5勤務の人員が2人必要な部署があったとしたら、もう1人週5勤務の人を雇うわけです。単純に週休2日制だったとして、1人月(31日計算)に8日休みだったとします。完全に休みがかぶらないようにシフトを組んだとしても、16日間は抜けが出ます。するとその抜けている部分は2人しかいなければ1人で回すことになってしまいます。3人いれば必ず二人で回すことができ、かつ7日分の予備ができます。この7日分が+0.5にあたります。
これにより急な体調不良や、有給消化も効率よく回すことができます。そして勤務状態によってこの数字を保っていくことで週3勤務契約の人が週5出勤を強いられて不満を抱えることもなくなるのではないでしょうか。
昨今は働き方改革のおかげ様様で、自分の周りの人間の勤務状態がずいぶんと良くなったと感じております。2023年4月からは、1か月60時間以上働かせていた場合6か月以下の懲役または30万円以下の罰金です。
もう夜中まで仕事をすることが会社の為になるという時代は終わったんですよ。
と、定時退社を決めない職場のおじさんおばさんにメガホン片手に吹聴して回りたい。
氷山の一角
しかし、その「連休って必要ですか?」と言う言葉、もう金輪際封印してほしい。言った相手が本当に必要だったとしても必要だと言えない事の方がきっと多い。
「ここの休日ずらせませんか?」とかそれなら応じない私が心冷たいと言われても仕方ないかもしれないが、「連休が必要かどうか」と言う問いに「必要ないです」って言ってしまうのはなんだかちょっと違うと思う。
そして多分彼女が言いたかった言葉は、もうちょっと出勤してほしいなんだろうが、私は契約時に週4勤務を約束しているし、既に1か月4週のうち2週は5勤してたりする。なのでもうこれ以上は譲歩できないと意思表示しても悪くない線引きであると思う。
もしBさんしか知らない今後人が余る情報があるなら、今足りていない期間だけでも短期で派遣を雇うとか、いくらでもやり方がある。
全員でしっかり時間内は仕事をしてピッタリ定時で上がり、しっかりとした休日をとり、また次の仕事に備える。
これだけのこと。
これだけのことが難しい。
残業も回りまわって会社にとっても悪であると考える。残業が普通の状態になってしまっているというのは、仕事に対して創意工夫をしなくなってしまう状況だから。
兎にも角にも、もう一人雇ってもらうための説得はなかなか拮抗しそうです。
勇気を出して、少しだけ声を掛けてみることにします。
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